※基本ネタバレあり
2023/8 焼きたて!!ジャぱん
食戟のソーマを観たときにおすすめされたのでついでに一応リスインしておいたんですが、相当古いアニメだしタイトルもなんかダサいし面白いの?…と最初は敬遠していました。
が…!
めっっちゃくちゃ面白い!
超絶王道少年漫画じゃん。え、第一印象をきれいに180℃裏切る面白さなんだが?食戟のソーマも先行作品として大いに参照した可能性大。
勿論配信終了サルベージ記録なのでネトフリではもう配信終了されていて、おすすめしにくいのが難点なのですが。あ、でもHuluでは観れるみたいですよ。少なくともパンタジア新人戦までは観て損はないです。
逆に言うとそれ以降は、モナコカップはまだしも焼きたて9になるとそろそろ潮時かな…という雰囲気が漂ってきます。これはもう決して原作者や番組サイドの落ち度ではなく、どんなに面白いものでも長く続けば飽きてしまうのはしょうがないのかなという所感です。
しかしガッシュとかコナンとか同じサンデー同士のパロディはともかく、終盤はワンピースやナルトまで出てきて節操ねえなwとは思った。
あと後半になるにつれ河内の扱いがあまりにもひどくなって目を覆うばかりでしたよ。前は木下がダントツかわいそうポジションだったのに、河内に至っては準主役で大切な仲間だったはずが最後は和馬にさえ見限られるという落差も相まって。
天才に共感できない読者のための、凡人でも信念と努力で夢を叶えられることを訴える役を背負ったもう一人の主人公が河内だったはずでは。。
20年近く前だからねえ、物価の安さとかにも驚嘆しましたよ。
サンピエールの模糊山シェフが、最高級の材料を使ったクイニープディングアマンの値段を「260円は付けたいところだけど…190円!」って言ったときの驚きったら。
260円!!!??やっす!!!ベーカリーのお高いパンって少なくとも300円は下らなくない??400円台しても違和感ないよね??
今どころか10年くらい前でもそのくらいの水準だった気が…
日本……
CGの黎明期感とかも面白かったです。2期のエンディングが松代店長のフルCGダンスだったけども、あのザ・CGな質感イマイチ感とかカクカクした動きとか、歴史的資料を見るような気持ちになりました。なんか嫌味な言い方になっちゃったけどCGを作れるってすごいと思います。
黒柳がリアクションで言ってた「最近の子供は魚が切り身の状態で泳いでいると思っているらしい」っていう都市伝説みたいなの、そんなに昔からあったとは知らなかった。ツイッターで5、6年前くらいに初めてその話を知って、そのときも「最近の子供」って言われてましたね。。焼きたてジャぱんの頃は私もバリバリ現役キッズでしたけどさすがにそんなアホな勘違いしている子は知る限りいなかったし、やっぱり都市伝説なんでしょうね。
以前読んだ「うわさとは何か」という本にあったのですが、「アメリカの飛行機で人種差別するおばさんをCAが華麗に撃退して乗客一同拍手喝采」っていう小噺は90年代には既にネット上に存在していたらしいです。似たような話、平成末期らへんにツイッターでよく見かけましたね…そんな使い古されたネタで噓松してたのかと
冠君は初登場の瞬間になにこの女の子みたいなかわいい顔の子は!?絶対主要キャラになるパティーン!って思ったら案の定。なのに顔の良さには一度たりとも言及がない辺り…いいですねぇ
黒柳に放った「ハーバードではあんなに愛してくれたのに」発言も衝撃でした。あからさまな腐女子サービス、この時代ではパイオニアだったのでは?
声優は誰?エンドロールを見たら井上麻里奈!進撃のアルミンの人じゃん。こんな昔からキャリアがあったとは意外。(地味に記憶力の良い浅オタク)
2023/9 十二人の死にたい子どもたち
ミステリーとしては掴みもばっちりだし面白いです。
テーマがテーマなだけに(特に未成年)集いは中止されるオチなのが最初から分かってしまうのがちょっと残念だったと言えなくもない。
エンタメとして楽しめるだけでなく、決して自殺を肯定しないメッセージ性みたいなのを背負わざるを得ないこの難しさ…
リンク張った予告を観る限りだと、リョウコの顔がTRICKの矢部刑事の頭バリにこれ見よがしに隠されているので橋本環奈はシークレットキャスト扱いだったのかな。
公開当時はこの映画全く知らなかったからそこのとこの事情は何とも…だけど、ネトフリはそういう配慮ゼロなので普通ーにハシカンが登場してるシーンが堂々とサムネに出てくる。のでリョウコがハシカンなんだな…というのも最初から分かってしまい楽しみの3割くらいなくなった感じです。
DISH//の北村匠海が10代役で出てるのがなんか新鮮というか違和感。そんなに前の映画なんでしょうか?2019年…今と微妙な距離感。2019年って体感でそこまで昔な感じがしない。
あのラストだったおかげでケンイチは金髪不良少年(セイゴ)にいじめっ子の仲裁に入ってもらえるかな。それで無事に解決するといいなぁ。
アンリの杉咲花は終始キビキビとした動作がカッコよかったけど、「集いに来た人?入口はそこのはずよ」のときの「そこのはずよ」の動作が特に素敵だった。
ビリギャルがノブオのことをノブって呼ぶ度に「ノブぅ~?」「だからノブって何よ」って一方的につっかかるもビリギャル(マイ)に全く相手にされてないのが面白かったミツエ、ノブオに気があったのか?
ああいう子ってもともと精神的に追い詰められがちな生活で、その分入れ込んでたタレントが亡くなってしまうと今までの諸々が一気に押し寄せてしまうのだろうか。そうでないといくら熱狂的ファンだからって後追いをしようなんて発想にならないんじゃないかと思う。
…で、途中改修工事に来てた人は結局何だったん?