去年末から始めた配信終了サルベージ記録も早いもので20回目。
どんなに些細なことでも、何かを継続できているというのは達成感を感じることです。
しかし…この感想エントリ、ネタバレありきな上にあらすじも説明しないので、該当作を観たことのない人には不親切な仕様だし（それでも読んでもらえるなら誰でも歓迎ですが）、観た人がネットで人の感想を漁ったときに発見して、わかる～とかそうなのか～とか思ってもらえればいいなというのを想定しているんですが…そもそも検索に引っかからなきゃ意味ないですよね。たぶん引っかかってなさそうだけど。はてな頑張って。
※基本ネタバレあり
2023/3 監獄学園
この絵柄からしてハードな内容だと思っていました。例えるなら賭ケグルイみたいな
でも本当に良い意味で期待を裏切ってくれましたね。最高に笑えるし面白かったよ
裏生徒会の理不尽すぎるバイオレンスはわりと本気で胸糞悪かったけど、それもギリギリの分水嶺で救ってくれるギャグと次から次へ来る頭脳戦の面白さ。
裏生徒会や男子たちの行動の動機だったりやってることそのものは実にくだらないのに、脱獄工作のプロセスはアメリカの刑務所ドラマばりに作り込まれてて見応えがあるという、このギャップが素晴らしいです。作者はプリズンブレイク（ドラマ）とか好きなのかな？
理不尽なのに、だんだん副会長が愛しくなってくるね バッタの天丼一生懸命作ってるとことか
そして、最後はしっかり裏生徒会も報いを受けて視聴者の鬱憤を晴らしてくれたのも嬉しい。続きも少し気になるところだけど、たぶん今度は男子と裏生徒会は仲間になってあの裏番（裏裏番？）に対抗する展開になりそうだな。
2023/3 HUMAN LOST 人間失格
これはまた…コッテコテのディストピアSFだな。
太宰治の原作を読んだことがないので、そちらも知っていればまた違う見方もできるのかもしれない。
SFって「科学技術の進歩に人間の精神レベルがついていけなくてディストピアになる」が基底にあることでメッセージ性が強すぎて展開も結末も最初から決まってしまうように見えるんですよね。ていうかシンプルにSFが好きじゃないだけか
2023/3 世にも不幸せな物語
突然両親を亡くした孤児が会ったこともない親戚の家に引き取られ、行った先は古くて不気味な家…
あれ？なんか似たようなの見たことあるな。ルイスと不思議の時計だ！
でもこちらは後見人のおじさんが変わり者だけど良い人だったけど、この世にも不幸せな物語のオラフ伯爵はマジモンの悪者。滑稽さや間抜けさで愛すべきヴィラン感はあるけど、孤児たちを殺して遺産相続しようとするガチの悪人。
これって舞台はアメリカなの？調べても名言されてないし原作も映画製作もアメリカだからそうなのかな。でもアメリカって成人年齢は21歳だった気が。14歳の長女バイオレットが成人する４年後まで遺産は管理されるっていう話なら成人年齢18歳のイギリスかな、雰囲気イギリスっぽいし
と思ったらアメリカも州によって21歳のところもあるけど18歳が成人なのね。
で、時代設定はいつ？服装や家の内装、町の外観からしても1940年代くらいかな。ロマンありますね。この時代に車の電子ロックなんかあるはずないけど、そこはギャグ要素みたいなものなんでしょう。
機転と勇気でピンチを乗り切る子供たちのアツい物語、児童書の良さ、面白かったです。ネトフリのオリジナルで「世にも不幸なできごと」シリーズがあるけど、こちらはもっと最近のドラマなので当然キャストも全然違うんですよね。ずっと後の世代の子役。先に2004年映画版を観てしまうとなんだか寂しく感じそう。
サニーがひたすらかわいかった
