※基本ネタバレあり
2023/8 水曜日が消えた
なんというか、、思ったより地味な、良く言えば静かで渋い(?)感じでした。
シリアスにもギャグにも振り切れてない微妙な感じ…だったかな
恐らく研究施設の後ろ盾で広いきれいな一戸建てを与えられて、あんまり仕事してるように見えないのに(水曜はジムトレーナー、木曜は作家?一応)車しかもMINIを買えるって…のだけ見ると羨ましいなぁとちょっと思ったりもするけど、その代わり7人で体を共有して自分が生きられるのは週1だけ。ものすごく不便な条件
まあ終盤で月曜が言ってた「明日も自分でいられる。それだけでなんでもできる」は週7で体を使える我々がよく心に留めるべき言葉なんでしょうね。べきとか言うのあんまり好きじゃないけど
世の中にはもっと忙しくて限られた時間を駆使している人がたくさんいるのに、最近時間が無いっていうことばかり気になって、日々些末なルーティーンをこなすだけでもありえないほど飛ぶように時間が過ぎていくことに、敗北感みたいなのを感じています。
こんなちょっとしたタスクに10分も15分もかかるなんてダメな人間だなというように…
ちなみにブログ書くのも結構時間かかってます。それでも何かアウトプットしてないと収まりが悪いので書かずにはいられないのですが
それでも記憶も人格も途切れることなく、一人の人間として一人の肉体を使えているんだから大丈夫。。なのかもしれない
それと関係ないけど先日、数百年ぶりにメタバースなるものを使って知人に会いに行ったのですが、予想の千倍くらい滅法上手くいかなくて、テック強くない普通のPC使いにとってはメタバースってまだまだこんなにハードルが高いんだなぁとしみじみ思いました。デスクトップ版で使うメタバースって、まあ動きづらいのよね。負荷もすごいし。一応これでもSSDなんですけど!?
だからこそ余計に、この現実(三次元)の精度ってめちゃくちゃ緻密ですごいな…空間すり抜けたり動きが止まるバグとか一度も遭遇したことないもんな…とか思いました(何言ってるか分からない人はスルーして下さい)。
2023/8 スチュアート・リトル
いやなに…このツッコミ不在の恐怖
まず実の子がいるのに養子縁組を希望して実の子ジョージがそれを喜ぶという出だしの時点で結構な狂気を感じたんですけど(ジョージが弟を欲しがったから?らしいですが)
喋るネズミに誰も突っ込まないって…!マジか、唯一のツッコミをジョージが引き受けるにも関わらず、周りが全員イカれてるためジョージただの反抗みたいに扱われる()
だんだん、スチュアートがネズミなのは暗喩か何かなんだろうかとか考え始める。これは風刺的な寓話で、スチュアートは本当はネズミのように不格好なだけの人間の少年だったりして、、
が、ミニチュアヨットレースの辺りから、これが絵本の世界観だと思えば違和感ないよなということに思い至る。なるほど、実写だから狂気的なだけで、絵本みたいなものだと思えばいいのか。
あとネコちゃんギャングたちかわいいね~どんなに柄悪くても猫は猫だものかわいいよね~
2023/8 セブン
ひたすらダークな映画でしたが、にしてもどうしてここまで登場人物たちの認識までダークなんだ?
トレイシーが妊娠をサマセットに相談したとき「この街は最悪」「こんなひどい世界で子供を育てるなんて」と嘆いていたのが「え?そこまで言う…?」っていう感じでした。たまたま街で連続殺人事件が起こっていたからというだけでは不自然なくらい、戦時中なのかってくらい悲観的だなと。
そもそもトレイシーがサマセットを相談相手に選んだのもこの女なんか距離感おかしくね?と思いますが、マタニティブルーというものなのだろうか…
あとジョン・ドウが結局何者なのかも不明なまま終わっちゃいましたね。そういうの気になるんだよなぁ
グロさはそんなに気にならない程度。
ミルズ家が地下鉄の振動で揺れるシーンの、一同の笑いが妙に変なテンポ感で印象的でした。