以前こちらの記事で言及した故赤瀬川原平の写真展
先週ふと思い出して、滑り込みで行ってきました。良いタイミングで思い出してよかった~
ギャラリーの外観はこんな感じ
こじんまりとしたサイズに比して割合多くの人がひしめき合っていました。
赤瀬川さんの遺した写真を六人のアーティストやキュレーターが厳選し、展示するという企画展。鈴木康広さんという人のセレクションが私は好きでした。
この人の見ていた世界は、一体どれだけの密度と解像度で迫っていたんだろう。。改めてそんな途方もない気持ちになる展示でした。日々そういう世界と接するだけでも消耗しそうなのに、赤瀬川原平はかなりの長寿だったようです。
いやでも日々見える世界が新鮮な方が長生きしそうか。退屈(物理的な忙しさとは関係なく)は寿命を縮めるかもしれない。どちらとも言える。
ギャラリーを出た後に歩く道は、やはりいつもより景色をよく観察しながらで、近くのトンネルでトマソンを発見しました。
六本木だから多分マニアの間では有名だろうね。
近くの学校の桜が満開でした。
そしてそして、お土産に写真集もゲットしましたよ
展示されてた写真のポストカードとかあるものだと思ってたから、もっと手軽にそういうのを何枚か買おうと思ってたのに。。無かったので、やむを得ずこちらを。お値段3500円。
見てください、このロード中みたいなマンホール。今でこそ連想できるけど、1986年当時の写真ですよ。先見の明がすごい。
これはシュロの木の家族ですね。トマソン的にはメジャーな発想
地層に埋もれた太古の骨を思わせます。
直前に何をしていたとしても、この本を開いた瞬間に独特の静けさに連れていかれる。威力満点です。