ネトフリのワンピース観ました(ネタバレあり)
…遅いかな?配信から2週間経ってるもんね
世間的にも高評価の嵐みたいですけど、確かに思ったよりこのハリウッド的世界観しっくりくる感じでした。予算も作りこみも原作者との対話もしっかりしてるだけあって大作です。
ほんと、全くゼロからの状態でミリしらで観たらどう感じるかを体験したかったですね。原作で既に展開を知っているのでこれが純粋にドラマとしてストーリーが面白いのかどうかは判別できませんでした。
原作がどのように反映されているか、どうアレンジされているかを見つける遊びというような視聴体験にどうしてもなります。
最新のワンピースからフィードバックして作られているようで、ドラマはアーロン編までの初期の話だけど確かに単純に昔のワンピースではない。現在までの膨大な情報が細部に還元された、2020年代からの視点の初期エピソードでした。
たとえばバギーが自ら「千両道化の」バギー、と七武海以降の異名を口にするとか、単行本百巻で出た「海賊は裏切る」という台詞が使われていたり(たぶん?ドラマに出てきたような…)ルフィ幼少期のフーシャ村のマキノの店でバックにさりげなくビンクスの酒が流れているとか。
時々音声を日本語にしてみたんですけど、吹替が本家アニメ声優陣なのは熱いというか安心しましたね~ やっぱそうこなくっちゃね~^^
にしても「海賊A 神谷浩史」の忠実っぷりはさすがにびっくりです 笑
今となってはスター声優の彼をモブ起用、、なんという再現度の高さ!
そしてアニメと違って声が抑えめなんですね。本人なのに本人じゃないような、別の一面を見るような不思議さ
個人的に見た目の再現度高かったのはシャンクスとウソップです。
シャンクス、リアルだとあの顔めっちゃわかる!めっちゃシャンクス!わかる?この気持ちわかる人いる??
ウソップもめっちゃわかる!!めっちゃわかるけど鼻は普通のサイズなのね。「ウソップの鼻を長くしない」これかなり大胆な決断だったと思うけど、特殊メイクの長鼻だとやっぱシリアスな絵面には合わないのかね。。
それ以外も脇役に至るまでほぼ全員クオリティ高かったですよね。よくぞここまで仕上げて下すった、、ありがとう…!という気持ち。ガープ、ゼフ、コビー、ヘルメッポ、ミホーク、クロ、バギー、ゲンゾウ、アーロン…
マキノとカヤがぶっちゃけ残念だった…
しかし原作通りにやるだけでナチュラルに人種の多様性があるって何気にすごいですね。洋画だと問答無用で絶対ついて回る問題だから、これを気にしないで観られるのは稀有なことです。(白人の数が多い!とかは言わないで。。)
あとゾロはさ、、真剣佑は違う…違うよ。。甘いマスクすぎるよ…
ゾロはもっとこう、切れ長の目でキリッとした顔でしょ??あんな優男じゃねえだろうよぉ!(推しなのでうるさい)
ネイティブかつ日本でも知名度とキャリアのある若い俳優は他にいなかったのかもしれないけど…そういう問題か?
けど立ち姿とかはかなりゾロだった。あと実写で三刀流はやべえよな。どう撮れってんだよ。和道一文字を限界まで軽量化したとしてもやべえもんはやべえよな。表敬。
ナミ役のキャラはナミっていうより普通に「洋画や洋ドラマに出てきそうな女」って感じですが原作はアクが強すぎるのでこちらの方が心地よいかもしれません。
総じて一番好きなのはバギーです。このバギーはとても素敵だった。
もともと原作のバギーも好きだけど、そちらでは間抜けなギャグ要員の面が強い彼が、実写だとクレイジーで残忍な一面が色濃く描かれてて好き(✿◠‿◠)
モチーフとしてのピエロは欧米が本家だしね。正統派殺人鬼ピエロ丸出しみたいなキャラでかなり良かったです。
サーカステントの暗闇でライトを背に、バラバラのパーツが全身に集まっていくシーンでゆっくり首を回す仕草がたまらんかった
あとバギーのテーマ曲も好き。
テーマ曲といえばアニメとは関係ないこのドラマオリジナルのテーマが作中主に使われているんですが、メリー号で初めて海に出るときとか、グランドラインに入るぞっていう進水式のとことか、ここぞという瞬間に満を持してウィーアー!がオーケストラで流れるのかなり"わかってる"度高くて良いんですよね。
なんか、ついつい日本人で原作ファンっていうだけでこういう謎の上から目線になっちゃうの申し訳ないけど。。日本人だもの。。ナショナリズム湧きあがっちゃうよね
予算も労力も天文学的になるだろうけど是非ともグランドライン前半まで観たいです。