歩きで峠を攻める

pixivで11年間二次創作やってます。映画・ドラマ・アニメの感想とか、その他雑記。時々イラスト

ご冗談でしょうファインマンさん

読了しました。(上下)

 

物理学者のエッセイなのにカテゴリースピリチュアル?( ^^)はい、今回はスピリチュアル視点の感想です。

 

bookmeter.com

 

子供の頃から科学で頭角を現し、若くして大学教授、研究職や教職で引く手数多、その上ドラムが上手でブラジルでカーニバルに参加したり絵も描けて販売したり個展も開いて極めつけはノーベル賞?(;^ω^)化け物経歴スペックの自慢を延々と聞かされるとか…(;^ω^)

 

って途中までは思いました。が、いやいやそんな嫉妬は苦しい上に自分の力も弱めるだけ。。( ˘ω˘ )  自分の力を認めるフェーズに入っていこうぜ( ˘ω˘ )

 

エッセイって小説みたいに面白いわけでないし、ほとんどは退屈だったんですがたまにキラリと光る教訓話もあったりして

(たとえば高名な科学者は静かな場所に立派な別荘を持って悠々自適に研究に没頭できる身分にあるのに、他にやることがないとかえって研究に行き詰ってしまう。その点自分が教授であるのは幸運なことだ。教えることは気分転換になるし、基礎的な内容を人に教えることで自分でも理解が深まり、新たな発見に繋がることもあるって話。いわゆる創造的退行)

 

それで一番ビビッときたのが最後の「カーゴ・カルト・サイエンス」という章でした。これは大学の卒業式式辞だったらしいのですが、似非科学について言及されていて

 

つまりこのえせ科学は研究の一応の法則と形式に完全に従ってはいるが、(中略)何か一番大切な本質がぽかっとぬけているのです。

 

という一文にパッと直感が下りました。これは大事なことを言おうとしている。この先にメッセージがあると。

 

夏至に向けてエネルギーが本格化!手放しをしていきましょう

って最近よく言われてるっぽいですね。

私も”一応の法則と形式に完全に従って”はいるが、一番大切な本質が抜けているのかもしれない。

 

それはいったい何かと言えば、それは一種の科学的良心(または潔癖さ)、すなわち徹底的な正直さともいうべき科学的な考え方の根本原理、言うなれば何ものをもいとわず「誠意を尽くす」姿勢です。

 

諸君に第一に気をつけてほしいのは、決して自分で自分を欺かぬということです。己れというものは一番だましやすいものですから、くれぐれも気をつけていただきたい。自分さえだまさなければ、他の科学者たちをだまさずにいることは割にやさしいことです。その後はただ普通に正直にしていればいいのです。

 

これか~

手放しするにも本当の自分を生きるにも、一番大事な本質。

自分で自分を騙さないこと。

 

私が今日卒業生諸君へのはなむけとしたいことはただ一つ、今述べたような科学的良心を維持することができるようにということです。つまり研究所や大学内で研究費だの地位などを保ってゆくために、心ならずもこの良心を捨てざるをえないような圧力を感じることなく、自由に生きていけるような好運を、との一念に尽きます。

願わくば諸君がそのような意味で、自由であれかしと心から祈るものです。

 

本当の自由とは、自分に嘘をつかずに正直でいられること。

それはもう完全に一点の曇りもないくらい爽快に…

 

いやー…

 

怖いですねえ!!

 

でもこの際、この場をお借りして宣言しちゃいましょう。

 

私は自分に嘘をつきません!(><)