※基本ネタバレあり
目次
- 2022/11 クリスマス・カンパニー
- 2022/11 シャークトパスVS狼鯨
- 2022/11 あん
- 2022/11 クリスチャン・アマンプール:世界の恋愛&セックス
- 2022/11 ドロステのはてで僕ら
- 2022/11 虐殺器官
- 2022/12 アメイジング・ジャーニー~神の小屋より~
- 2022/12 パピヨン
2022/11 クリスマス・カンパニー
youtu.beまさかのクリスマスに配信終了
フランス映画です。ファミリー向けに見せかけた大人向け。
それとなくベッドシーンがあるから、とかもあるけど、テーマ自体が大人に語りかけてる感じだった。
純粋さを忘れないでー、家族大事にしてー、パートナーに任せっきりにしないでー。
という感じ。
クライマックスでツリー状のシャボン玉みたいなのが空いっぱいにブワーッと広がるような光景(うろ覚え)があって、それがすごくきれいだった。
全体的にコミカルなんだけど、これがかなり笑える。
あと小物のデザインが素敵。
2022/11 シャークトパスVS狼鯨
いいよね。アホっぽいB級映画。
B級映画にはB級映画の楽しみ方がある。期待を裏切らないB級っぷりでした。
CGが安っぽいことはむしろ必要条件だといってもいい。これで映像のクオリティが高かったらたぶん面白くない。
主人公のクズっぷりもまた味。
2022/11 あん
静かだけど、すごく情報量の多い映画。
冒頭どら焼き屋の千ちゃんが部屋を出てアパートの廊下を歩くシーンからもう、足音の臨場感に驚く。これ、撮影と同時に録った音?
そういった一つ一つの音、環境音もさることながら、映像も密度が濃い。
前にも書いたけど、たとえストーリーが進まなかったとしてもこういう映像はずっと見ていられる。
樹木希林も市原悦子も本物のハンセン病患者のような手で、どうやって撮ったんだろう。
徳江さんが生前に書いた手紙のナレーション、森、ごうごうという風の音。晴れた日の暖かい空気の温度が伝わってくるような場面。
こういう映画があるんだ。
2022/11 クリスチャン・アマンプール:世界の恋愛&セックス
全6話くらいで構成されるドキュメンタリー。クリスチャン・アマンプールというジャーナリストが(欧米から見て)異国情緒溢れる国々で恋愛事情や性事情を取材して回る。第一話から我が国日本の東京。
冒頭で「この国では女性に恋愛の主導権が無いようです。果たして日本の女性は自由に恋愛できるのでしょうか」みたいな(たぶんそういう意味合いだった)ナレーションが入った時点で予感はしていたのですが、やはり「先進的で正しい価値観を持つ我々欧米人が後進国の不遇な女性を憂慮する」っぽさはあった。
唯一のヨーロッパとしてドイツの回がある。中東から来た難民の女性がインタビューを受けるんだけど、アマンプールさんが結構ずけずけと訊くので、その場にいた難民の紹介者が「ここではそういう質問はデリケートだから気をつけて」と注意した。
するとアマンプールは目を見開いて「interesting!」と言う。
「叱られて『なるほど』と返す奴は自分が悪いと思っていない」という言葉を思い出した。
面白かったのはインドでtinderが盛んに利用されているということ。
衝撃だったのは、アフリカ(どの国かは覚えてない)で、若い女性が一人でアパートを借りて暮らすには甲斐性のある男性の愛人か彼女になるしかないという話。まとまった期間の家賃を前金で払わなければいけないのだという。
5年くらい前の番組なので、今はどうか分からないけど。
あと 彼女<愛人<正妻 の順に地位が高くなるって。愛人と彼女逆じゃないのか。
インドとレバノンでは、貞淑に関する風習がかなり厳格で処女でないと結婚できなかったりするんだけど、キリスト教の支配があって以降そういった社会になったらしい。インドではカーマスートラ、レバノンでは匂える園という性典が紹介されていた。どちらも世界三大性典に数えられる。
本来、古代は性に奔放な国だったという。なんか何もかもキリスト教が全部悪いみたいな気持ちにさせられるわ…
2022/11 ドロステのはてで僕ら
映画より演劇に近い。カフェの店主が、店のテレビと店の上の自宅のモニターが繋がっていて、自宅が2分後の未来、店が2分前の過去を映していることに気づく。店員や近所の常連を巻き込んで色々なことが起きて…
キャストが舞台俳優なので演技が大げさに見えることはあるけど、面白かったです。
ものすごく緻密に練られて、ワンカットで撮っているようです。
一番左の人が、微妙に顔のパーツを変えた松坂桃李って感じ
2022/11 虐殺器官
原作の伊藤計劃は早くに亡くなった人みたいですね。
人工筋肉がイルカだか鯨で作られているっていうのは面白かった。
なんか、SFって必ずといっていいほど登場人物が台詞で古典や20世紀半ばの作品を引用してくるじゃない?シェイクスピアとかジョージ・オーウェルとか、虐殺器官ではゴドーを待ちながらだったか。あれ一体なんなんだ?教養アピールやめてくれ~
主人公が「思考は言葉になんか影響されない!」って言ってたのはマジか!!?って思った。頭良さそう風にしてるのに??
2022/12 アメイジング・ジャーニー~神の小屋より~
外国映画だが日本人のすみれさんが出ていることで有名らしい。
洋画の日本版ポスターはダサいダサいって言われ続けてるけど、どういう系なのか一発で分かる点では便利だと思う。
アマプラでこれが表示されたときも、この暖色で光キラキラからハートウォーミングな話なのがすぐ分かったので安心して観られた。
キリスト教の観点から作られてはいるけど、宗教に関係なく普遍的なテーマでもあるので、そういう色眼鏡で観ない方がより楽しめる。
2022/12 パピヨン
これはかなり精神にくるタイプの映画でした。とにかくつらい。
どうしてこんなもの観てしまったんだろうという感じ。
しかも実話をもとにしているというから恐ろしい。
昔の刑務所の過酷さは想像を絶するものだったんだな。今の刑務所も知らないけど…
主人公の相棒ポジションになる左の人が、窪田正孝にしか見えなくて、心の中でずっと窪田正孝って呼んでた。