歩きで峠を攻める

pixivで11年間二次創作やってます。映画・ドラマ・アニメの感想とか、その他雑記。時々イラスト

配信終了サルベージ記録 Vol.8

去年の12月は、HEROESという異次元ボリュームの刺客のせいで全ての予定が狂い後ろ倒しになり、いくつも視聴を諦めざるを得ないという悔しい結果になりましたが、今年になって配信終了する作品は今のところ少なく、余裕をもって完走できそうです。

やれ嬉しや。

皆さん、閲覧とスターありがとうございます。もっと読んで頂けるように今後は感想以外も記事を書いていきたいと思います。

 

※基本ネタバレあり

 

目次

2022/12 HELLSING OVA

これがヒラコー節か…!

 

今まで知らなかったヒラコー節の魅力を、ものの数日で実感させられた年末でした。

(といっても何もかもがブッ刺さるというわけでもなく長すぎるなとは思った)

作者本人からも中二病のための漫画と言われているらしいですが、一言でいうとしっかり昇華された中二病、それがヒラコー節。

幼い頃のファンタジーやゲームや漫画への無条件の憧れをくっきりと想起させるここまでのものはなかなかない。

 

まあギャグシーンはちょっと見ててつらいものがあるけど…

 

それとベルナドット隊長とセラスのあのシーンが個人的にはめちゃくちゃツボで、ベルセラというアツすぎるカップリングが誕生しました。ピクシブを見漁ってウホウホしたのも久しい。wikipedia見て今知ったんですけど、ベルナドットって20代後半なの…?30代後半くらいだと思ってた

 

アーカードの顔立ちが、最初から最後まで掴みどころのない靄のような感じでした。一話目で出てきたときはいかついおっさんみたいだったのに、ロンドン襲撃時では目鼻立ちの整った美しい顔に見えたりした。(ウォルターに合わせて若い姿で現れたときとは別で、普段の顔のとき)

 

前半はもう老いぼれたと言いつつめちゃくちゃ強い執事ウォルター素敵と思ってたけど、ヴェアヴォルフ大尉もダントツでカッコいいです。

 

 

ルックスも好き。べらぼうに強くて、律儀さや優しさもある。そして最期は心から安らかという顔して逝くのです。

 

ミレニアムの少佐の台詞は印象深いものが多かった。

セラスに「そんなに死にたいなら自分たちだけで死ねばいいじゃない!」と言われ返した言葉

「何もなしにただ死ぬということはできない。私たちは世界中から必要とされなかった。死ぬに足る何かが必要なんだ」(意訳)

私たちは世界中から必要とされなかった。その点でナチスは特例中の特例で、後の世では文字通り世界中のどこにも味方がいない。

 

歴史を振り返ればどの国も争い合って、どこかを侵略したりされたり滅ぼしたり滅ぼされたりしていて、やましいことのない国や民族なんていない中で、ナチスだけは問答無用の絶対悪という立ち位置になっている。

今は思想ではほとんどリベラルが正しさの地位を独占している状態ですけど、そのリベラルに何かの折に批判されて分が悪い人や国は「我々は○○なんてことはしない、そんなのナチスも同然だ」とナチスの名を出せば全ての悪を押し付けられるかのように都合よく扱われていますね。勿論リベラルからも。右も左もナチスを仮想敵にする。

日本でいう宗教みたいなものでしょうか。日本人もよく何かを論破するときに「○○するとかそんなの宗教だ」というような言い方をする。

 

まるでナチスを擁護するような文になってしまいましたけど、要はここまで世界中から絶対悪と扱われたからこそ、もう全てを破壊するしかないっていう結論に辿りついたんだなと思ったわけです。別にナチス肯定派ではないですよ。

 

そして少佐の最期。

吸血鬼でもないのに50年前から変わらない姿ってどういうこと?という疑問の答えが明らかに。少佐の中身は機械仕掛けであることが判明します。

セラスとインテグラル、ドン引き。

こんなの人間じゃない、と言われるもあくまで自分は人間であると少佐は言い張る。

「体がどうなろうと、たとえ液体に浮かぶ脳だけの姿であろうと、私自身という意思がある限り私は人間だ」

 

有名な「水槽の脳」ですね。さすがはオタクのツボを的確に突いてくる。(1982年に哲学者のヒラリー・パトナムによって定式化された思考実験ですって)

人間の定義とは。昔は小難しいことを好む一部のオタクしか考えなかった命題ですが、今後メタバースとかトランスヒューマニズムが発展するにつれて否応なく全人類に降りかかってくるに違いない。

 

そんなときに紐解く資料の一つとしても参考になるかもしれない(今思いついただけ)

 

2022/12 DRIFTERS

 

 

これがずっと書きたかったんですーーーー!!

(自分の中で)満を持してDRIFTERSです

 

これは7年前リアルタイムでも観てたんですけど、もう7年!?

途中までしか観てないのと、ヒラコー節に目覚めたからには前よりも面白いはずだとこの機を逃すわけにいかず乗り込んだ次第

 

7年前は、おそ松さんが天下を取った時期だったので、カラ松マジックにかかって視聴しました。カラ松役のゆうきゃん中村悠一)が主人公なので。

当時も豊久♡豊久♡言いながら観ていましたが、改めてちゃんと観てはっきりした。

豊久の魅力は決してカラ松マジックではなかったと。

開始10秒で血沸き肉躍る戦闘シーンよ。とにかく強くてカッコいいことこの上ない!

 

そしてこの顔、、

 

スクショができない仕様なので低画質接写

 

 

イケメン!!

 

 

 

イケメンすぎる!

絵柄に癖があることで知られるヒラコー、なのにこのイケメンっぷり。アウターも丈短めでおしゃれなのよ。

そして薩摩弁。無限に見せてほしい、豊久が動いて喋っているところ。

リアタイ当時「薩摩弁喋るゆうきゃんってだけでご飯3杯はいける」っていうツイートを見かけましたがそれに尽きるよ、本当に。

訛りが強すぎてなんて言ってるかわからないっていうレビューもあったけど、そうなんですか?結構わかりやすく喋ってくれてると思うけど…私が九州の血筋だからか?

 

エルフの女たちを解放する回で、その場にいた兵士を豊久が皆殺しにするのを阻止しようと信長が「お前はそのまま、真っ直ぐなままでいけ。ねじくれや歪はこの第六天魔王に任せろ」って言ったのをよく覚えてます。私も言われたい。

 

*よか親父殿じゃ~、豊久は幸せ者じゃ~

 

(*島津義弘のこと)

 

この笑顔

 

いっぱい食べて満足げなお豊

 

プハァー

かわいいかよ

薩摩男児は酒豪っていう勝手なイメージがあるので一緒に酌み交わしたいものです。(ちなみに芋焼酎は江戸後期に登場したので豊久の時代には無かったそう)

ていうか今DRIFTERS 酒でググったらこんなの出てきて

http://\https://shochu.life/item/30048

 

 

待ってー、こんなの買っちゃうんだが??

 

話を戻して、最終話のVS土方歳三ではお豊のとてもお茶目な一面が見られます

 

土方<ゴゴゴゴゴ…

 

べぇーっ

 

近くの民家に突入

 

怯える一般市民

 

すまんっ!

 

これ借りてくぜ

 

 

スープ投げ

 

からの~

 

 

決めポーズ!グッ!

 

命が懸かった戦でこんなにも楽しそうに跳んだり跳ねたり、天真爛漫な30歳です。好きすぎる。二十歳そこそことかじゃないの良すぎる。

 

で、原作は2009年から連載開始でまだ単行本6巻らしいです。いつか完結するのかな…

頼む、動いて喋る豊久をまた見せてくれ。。