「自分の中に力を取り戻す」の意味

人が想像することで不可能なことは何もないといわれています。

力は自分の中に元からあり、それを取り戻すことができるなら。

…と言うととてつもないことのように聞こえますが、「力を取り戻す」とは自己効力感を持つことなのだと最近思いました。

自己効力感またはセルフ・エフィカシーとは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること

上の説明とは微妙に違う気がしますが、「自分が携わる領域において自分の力が及んでいると実感すること」が私の思う自己効力感です。

これか！って腹落ちする瞬間がこの前あったので、今回はその話をしようと思います。

…といっても、例えがしょぼすぎて説得力がなかったら申し訳ないんですが

私は家庭用脱毛器を使っています。

毛が生えてこなくなるまで週に一回脱毛するのが目安なのですが、結構手間がかかるんですよ。全身照射すると余裕で一時間半はいきます。（しかもその前に全身剃らないといけない）

だからちょっと気が重い。何週間かサボっていたので、さすがに今週はやらないと…と思うと食い気味に「えーめんどくさいもん」がポップアップしてきます。

いつもならそれで尻すぼみになるところですが、このときもう一段階被さってきました。

でも、毎日の剃毛から解放されるためにやってるんだし。ムダ毛生えなくなったら楽じゃない？

確かにそうだなーと思った瞬間、それまでの面倒くさい嫌なモヤモヤが嘘のように消えました。

は？面倒なもんは面倒だろと思われるかもしれませんが、本当です。少なくともこのときは本当にポンッと無くなったんです。それは多分、自分で決めて納得したから。

実のところ面倒くさいことは面倒くさいと思うから面倒くさいっていうのが実態だったりします。異論は認める。人にやらされていることとか、体調が悪いときとか、やりたくないのと面倒と混同してるとか。色々あると思います、皆さん。

でも面倒だと思うことの原点に立ち返ってみると、こんな風に自分のために意思を持ってやっていることも多いです。

そのことに改めて納得できれば、自己効力感は上がります。

歩きで峠を攻める