歩きで峠を攻める

pixivで13年間二次創作やってます。映画・ドラマ・アニメの感想とか、その他雑記。時々イラスト

配信終了サルベージ記録 Vol.53

※基本ネタバレあり

 

前回更新から一年が経ったようです。去年はある意味忙しくてブログ書く時間とかなかったな

今は今で平日はほとんど時間がないんだけどあんまりこういうことは言いたくない

 

最近はスタエフ(ポッドキャストみたいなやつ)でしかアウトプットをしていなくて、音声配信に体が馴染んできて文章を書くなんて考えられないという事態ですが

30代から感情も脳も衰え始めるからいつも新鮮さを保てるように〜というツイートをまた数年ぶりに見返してオゥフ…となり久しぶりにブログでも書いてちゃんとアウトプットするか…となった次第

 

オゥフ…とかもう古いのかな?

てかオゥフってなに?存在する言葉?

 

アメリ

ゴールデンウィーク初日くらいに観たのを、記憶を引っ張り出しながら書きます。

言わずと知れたフランス映画不朽の名作、そして2001年…なんとエモエモしさ溢れる時代だろうか…下手したら2001年ってだけで泣けるぞ

冒頭のアメリが着床した瞬間の世界の実況みたいなのから既に文学的が過ぎる。路上に蝿が止まり、風速何メートルかの風が丘の上のテーブルを揺らし、なんとかさんがくしゃみ?をする。

うろ覚えですが。

ドーハの悲劇生まれみたいな大々的なことではない、ごくごく些細な現象の記述

すごくフランス映画らしい。ほとんど観たことないけど。

アメリの父と母の紹介も叙事的?で使い方合ってるかわからんが良い。人物に手描き風の字で矢印を引いて「痙攣は神経質の証」みたいに書く表現がそこはかとなく2000年前後っぽい。女児向けファンシー文具のかほりがする。

嫌いなもの、顔にシーツの痕がつくこと、

っていう列挙していくやつ好き。文学だ。

こういう具体的な生活のディティールはなかなか思いつきそうで思いつかない。生々しいリアリティがその人がどんな人物なのかを肉薄してくる。

私だったら、嫌いなもの、ワイヤレスイヤホンが片方しか接続しないこと。とかだな

 

証明写真機の失敗した写真を集めてアルバムを作る。素晴らしい。この映画がこういう名もなきサブカルに形を与えたんですね。

同じようなのがガチャガチャにありましたね。失敗はしてないけど見ず知らずの他人の証明写真のカプセルトイ

 

自転車みたいに漕ぐペダルがついてるバイクが出てきてなんだあれ!ってなりました。最後アメリと彼氏が一緒に乗るやつ。なんでペダルが必要なんだ。

あと記憶に残ってるシーンといえば、アメリが店の常連のレコーダー男と売店の店員をくっつけようとして、見事に誘導された二人が店のトイレで致すとこ。棚がガタガタ揺れて店内が呆気に取られるというギャグシーンではあるけど、案外荒唐無稽でもないのかもしれない。昔、人伝にフランス人が我慢できなくてエレベーターの中で致した話を聞いたことがある。しかしエレベーターの中って…1分あるかないかってとこだよな…

 

さかなのこ

 

冒頭、こちらの疑問を先回りで封じ込めるかのように「男とか女とかはどうでもいい」という文章が現れる。

いや〜よかった。のんちゃんはとても男には見えないけど、もともとの持ち味が存分に生かされてるような、とにかくよかった。()

「〜のこ」っていうタイトルは「シン・○○」に続くここ数年のミームなのか?だとしたらその先駆けは推しの子じゃなくて今村夏子の小説星の子だと思ってる。

 

のんって蟹座?とふと思って検索したら案の定だった。すごい蟹座っぽいんだよねぇ。どんな役をやっても、どんなにスタイリッシュに着飾っても、彼女そのものの素朴さが全面に出る感じ。何も主張しなくてものんはのん!っていう感じ

私も蟹座なのでその「どう足掻いても素朴感」っていうのすごくわかる。

なんか書くの飽きてきたな…離婚してまでミー坊を庇うめちゃくちゃ理解のあるいいお母さんだった。

 

あ、あとそうだ、魚好きだから水族館の飼育員になってみたり寿司職人になってみたりはするけどどれも向いてなくて続かないっていうあの解像度はいいなぁ、というかさもありなんだった。

好きなものがはっきりしているからそれに関係することを仕事にすればいいじゃんというのはところがどっこい。飼育員もマルチタスクだったり地道でミスをしない作業を必要とされていて、魚が好きならといいというものでもない。たぶん賃労働として定式化されているのはほとんどがそうで、だから生きづらい。さかなクンは運よくタレントとしての地位を確立したけど、やりたいことや得意なことを労働に落とし込めずに苦しんでいる人は大勢いるだろう。

 

ちょっと思い出しただけ

 

これも新宿テアトルだった。

いやーもう会話のリアリティがすごいし誕生日のテルオとヨウのシーンとかめちゃくちゃ良かった。

「すぐ我慢すぐ猫すぐ鳥貴」「先月の話?」とかね。全然説明台詞じゃない、こちらに想像させるような会話だからなのか。

まあでも私はテルオ側の方が共感できる気がする。。な

ダンサー生命が断たれる大怪我をして、気持ちの整理もつかない内にいくら恋人でも会いたくないでしょうね。だって自分のこの苦しみは自分にしかわからないし、分かち合えるともそうしたいとも思えない。しかもそんなときに「普通に働いて、休日は楽しんで。それでいいじゃん」みたいなことを言うヨウの無神経さには、まあ怒るよね。

とはいえ2週間も放置されたら彼女もつらいだろうな。

 

リズと青い鳥

 

本編の響けユーフォニアムは観たことないので、大丈夫かなぁと思ったんですが、まっったくの杞憂だった

ストーリーもキャラも何も知らなくても問題なし。ただただ美しくて儚くて、ずっと見ていられる。ずっと見てはいられるが1時間半と短いのでそれもありがたい。

パーフェクトデイズとかだと、ずっと見ていられるんだけどいかんせん長いんよね。。

 

京アニ作品といえばなんとなくブランド感があるのは世の共通認識だと思うけど、もはやこの美しさと、ある種静かな迫力といってもいい厳かさはジブリにひけをとらない格の高さといっても過言ではないのではないか。作風とかスタイルはもちろん全然ジブリとは違うのでポストジブリというわけではないけど、なんというか、洗練とかそういう観点でいったら。でもリズたちが出てくる童話ターンはちょっとジブリっぽかったけどね。本田望結が声優やってたのも相まって

 

おそらく技巧的なこととか面白さとかですごいアニメというのは数知れずあるに違いない。でもこのリズと青い鳥に感じる何かはそういう言語化可能で唯物的なもので測れる領域ではない。

みぞれが自分はリズではなく青い鳥の方だったんだと気づいた後の解放された演奏、ちょっと泣いてしまった。

音楽の持つ非日常の力を久しぶりに感じた。

 

あとみぞれ役が種崎敦美で、え!?この人そんな昔からいたんだ!と思った。スパイファミリーフリーレンあたりで活躍しだしたっていう認識だったから…にわかですわい…

 

しかしこの記事ずっとスマホで書いてたんだけど、この最後のリズだけパソコンで書いたらやっぱ感覚が全然違う。パソコンだとスラスラ筆が乗るというか言葉が出てきて、書きやすさが雲泥の差だ。なんかスマホだとLINEくらいしか文章書かないからLINEしてるような気持ちになってうっすい言葉しか出てこないんですよね。