歩きで峠を攻める

pixivで11年間二次創作やってます。映画・ドラマ・アニメの感想とか、その他雑記。時々イラスト

配信終了サルベージ記録 Vol.12

※基本ネタバレあり

 

 

2023/1  僕たちがやりました

 

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脚本家は自称イケイケのバブル世代??

 

が第一印象でした。

 

今時(6年前とはいえ)の高校生なのに、カラオケのレパートリーや鼻歌が光GENJI尾崎豊高橋ジョージ郷ひろみ山本リンダetc.…無理があるやろ…

 

漫画原作だからじゃあ原作が昔の作品なのかと思えば、連載期間は2015~2017

???

ますます意味がわからない。

その世代のウケを狙ってるのだろうか。にしても不自然すぎてストーリーよりそっちが気になってしまうレベル

 

邦ドラマを滅多に観ないのであまり比較対象がないんですけど、こういう大袈裟な演技が普通なのかな?特に窪田正孝がやってると「無理せんでよ、君そんな性格じゃないでしょ」と言いたくなる。めちゃくちゃ体力消耗しそう。

 

真剣佑が出てるけど、ちょうど最近真剣佑が出演した都市伝説動画も観た後で

 

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撮影現場が鬼ブラックで「朝3時に終わって朝5時入り」って証言していたので、それもあって余計に…ね(何の現場かは不明なので「僕たちがやりました」のこととは言っていません

 

刑事の飯室ってこれ見た感じクールでイケメンな人気枠なんだろうけど…二次元ならともかく実写であんなキャラ痛すぎよ。。アンナチュラルの中堂のときも思った

あと今宵はちょっと都合のいい女すぎる。

 

良かったのは、テーマがテーマだけに重い話にはなるけど、暗くなりすぎないように配慮されてかコメディタッチだったこと。

しかしそのコミカルさをもってしても、常に共感性恐怖ブチ上がりで肝ひえひえでした。自分はうっかり犯罪やってなくて良かった…このドラマ観ると、前科無いだけで人生安泰っていう気持ちになれますよ。

 

だけど、過失で人を殺してしまった少年たちの複雑な心境を描く作品なら、少年院に入った期間が全部飛ばされるのはどうなんだろう。尺の関係もあるだろうけど

 

トビオ以外の同級生(伊佐美、マル、練子)の家庭の様子が一切出てこないのが絶妙に印象深かったですね。練子はなんとなく親が多忙だか夜勤の仕事なのかで家にいないことが多いらしいのは窺えるものの、マルとかさ…熱海に高飛びしてる間、親は何してんのさ…捜索願出さないんかい、、視聴者全員つっこんだでしょ

 

海外ドラマだったらティーンエイジャーたちがいかに機転を利かせて親の目をかいくぐるかが見どころになってるパターンだよなぁーと思いました。アメリカなど小学生以下は一人で留守番さえさせない(必ずベビーシッターをつける ベビーじゃないのに)くらい未成年の保護が手厚いです。治安が良くないことの裏返しなんだろうけども。

 

日本の10代にとって親は衣食住と小遣いだけを提供して家にはいないのが理想であることがよく伝わりますね。一昔前のアニメでもそういう描写がよくあるみたいです(Fate/staynightもそんな感じだった)

 

あとはマルの女装がクオリティ高すぎて笑った。かわいすぎ 笑

 

一瞬しか出ないにも関わらずホームレスのヤングさんはインパクト大でしたね。登場人物で一番好きかも

 

2023/1 ソウル・ステーション/パンデミック

 

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有名な新感染の前日譚に当たる映画でしたっけ。(そっちも来月配信終了なので観ようと思ってます)

 

ゾンビ抜きにしても世界観が暗すぎてつらい!もはやゾンビとかどうでもよくなるレベルでディストピア

 

いや実際ゾンビなんてどうでもいいのかもしれない。ゾンビは囮というか仮主題みたいなもので本質は絶望的な社会の方にあるのか。

 

っていうので思い出したんですけどね

 

もはやゾンビが1ミリも出てこない

 

数年前に撮った画像なんですけど、ヒューマンドラマの金字塔なのね。ゾンビじゃなくて

 

まあ確かにウォーキングデッドは早々に「本当に怖いのはゾンビじゃなくて生きてる人間の方なんやで」っていう人怖路線でいってるわな。

 

話を戻してソウルステーションパンデミックはというと、ヘソンの父親を名乗っていた男がなんと…!あの想像だにしない大どんでん返しが最大のハイライトかつ面白ポイントでした。

それまでは一番好印象なキャラクターだっただけに衝撃ですね。あの逞しさも勇敢さも全ては金のためだったなんて。

 

ヘソンはこんなに良い父親がいるのに、どうしてあんな生活に身を落としてまで家出したんだろうと疑問だったけど、なるほどねー。

 

それにしても何から何まで救いようのない悲惨の極みだ。

以前ブログにも書いたミストが彷彿としました

 

su1264i.hatenablog.com

 

未知の恐怖に対して自ら道を切り開く者が生き残るというホラーの不文律をことごとく破ったことが評価されたらしい。のがミストですが、ソウルステーションパンデミックも主人公は死なないという観客の期待を裏切った…ということになるのかな

過酷な状況下でも主人公にはちゃんと希望の光が用意されると当然思って観てたら、それがことごとく破られたのがミストに近い感覚。

 

しかし韓国作品って財閥の大富豪が主役か最下層の貧乏人が主役かの両極端だな(たまたま観たことあるのがそれっていうだけですか?)