※基本ネタバレあり
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2022/12 グリーンマイル
12/31配信終了。年越しの瞬間に観ていた映画です。
動画配信サービスは1分前30秒前だろうが日付が変わる前に再生しさえすれば、0時を過ぎて終了の日になっても観られるので、映画はその点大変有利です。TV番組だと一話ごとに区切られてしまうのでこうはいかない。
新年一発目がこれで良かった。とんでもなくしょうもない映画とかじゃなくて、グリーンマイルで良かった。
これ、3時間もある大ボリュームなのでうへぇってなったんですけど、なかなかどうしてそんな時間を感じさせないくらい退屈になることもなく観ていられます。
しんみりもすれば残酷シーンに慄然もするし笑いもする、バリエーション豊かな名作映画。
主人公ポールや周りの刑務官仲間がみんな良い奴すぎるというか、コネで入ってきた新人のなめくさったボンボンや精神障害の振りをする極悪人に対して、ちゃんと団結するし勧善懲悪すぎるかなと思いもする。
海外ドラマや洋画の刑務官といえば、自分より下の立場の受刑者をいたぶりたいだけの犯罪者以上のクズっていうイメージが定着しているからだろうか。
汚い言葉遣いが続いてすみません。
とにかく、ジョン・コーフィーの行く末以外はあらゆることが理想的な形で収まるなという印象です。（まあポールの長寿はかわいそうだけど…）
ジョン・コーフィー連れ出し計画のとき、刑務官たちがみんな不自然にソワソワしている様子が微笑ましい。ほんと不器用な良い人たちだな。
今作のアイドル、ミスター・ジングルスがかわいい。ネズミって汚さとかわいさのイメージが同居していて面白いな。昭和の家庭では家に出るネズミを水に沈めて殺処分する一方でペットにハムスターを飼っていたらしいですよ。意味分からんな。もうネズミ飼えばよかったんじゃないのかな。
エンパス（共感）体質が強すぎて人の記憶や痛みを感じ取ってしまう、優しすぎるジョン・コーフィー。戸籍を辿ることができなくて「突然空から降ってきた」と表現されているので、彼は一体何者だったのか最後まで謎が残る。あの驚異的テレパシー能力やヒーリング能力からしても、本当に人間だったのか…
ジョンがラストミールにオクラを挙げていたのは、オッと思った。揚げたオクラはアメリカのおふくろの味として死刑囚のラストミールの定番だったという情報がある。しかもオクラって日本語じゃなかったんですね。「オクラ」って言ってたからね。
ジョンの人間性、これまでの恩、何より冤罪であることで刑務官のポールたちが脱獄を提案するけれど、ジョンはこれでいいんだ、もう生きることに疲れたと言う。そのときの「雨の中のスズメように一人旅に疲れた」という表現が好きです。
執行前の最期の言葉で「生まれてきたことを謝ります」と言っていたけど、「apologize」って言ってた？「sorry」って言ってたっけ？たぶんapologizeだったと思うけど、sorryなら「生まれたことを残念に思う」にもなる。どちらにしても、見物人に対して謝罪しているように見せて刑務官たちに今までの思いを伝えるシーンではあるけど。
2023/1 炎炎の消防隊
ずっとジャンプ漫画だと思っていて、マガジンって知って心底驚きました。
嘘でしょ！隅から隅までジャンプみしかないぞ！？
かなりの衝撃。
話数が進むにつれて、1クール目より2クール目、1期より2期と面白くなっていくのと、アニメのクオリティも上がっていくようです。
最初はギャグなの？みたいに不自然な長い間がちょくちょくあったりして、なんか変なアニメだな…と思っていました。いや最初だけじゃないかも、、観る内に慣れただけかな
今まさに焔ビトがいる火災現場の家の前に全員無言でひとしきり直立したりとか。会話の途中で謎のやたら遠い引きの図が入ったり、え！？なにその間？みたいなのが多かった。私の感覚が異質なだけかな？あとちょっと引きになると全員のっぺらぼうになるのも少し違和感があった。
でもアクションシーンはカッコいいです。
あと2クール目くらいからギャグが面白くなる。アーサーがヴァルカンの家でノリノリで戦ってたのに自分の格好に気づいてしまったときとかめちゃくちゃ笑った。ネザー戦の走馬灯がしょぼくて助かったとかも。アサルトのリベンジ環も最高だった。
第8が上手くアーサーを扱ってその気にさせて戦わせるの良いな。ああいう風に誰もが素のまま個性を生かせたら良い世界になるでしょうに。
それにしても森羅の、不敵に見える笑みが緊張しているだけって面白い設定です。
